転職は裏切り行為か?罪悪感を覚えないために考えるべき事

転職は今勤めている企業への裏切り行為ではないかと考える人もいます。これは特に日本的な考え方で身近な人を大切にしようとする精神が現れたものといえます。

しかし、転職は個人の自由でもあるため、罪悪感があるのであれば別な面から考えることも重要なポイントになります。

 

1.人間は自分の幸福を追求する権利を持っている

 

基本的な考え方として覚えておきたいのは、個人は企業のために働いているのではなく、企業を通して社会のために働いていることです。

その社会の中には自分の存在も含まれており、当然自分のために働いても良いことになります。

企業に入る際には企業の利益が重要だと叩き込まれるのが普通ですが、これは企業教育として当たり前のことです。

一方で、人間は個人の幸福の追求のために働く権利があり、税金や社会保障といった形で社会へ利益の一部を還元しています。

根本的に重要なのは人間であり、企業よりも優先度が高いのです。

もちろん、企業の維持によって得られるものもありますが、一つの企業に固執すれば競争も生まれなくなります。

より豊かな社会や生活を目指すためにも待遇面での競争は重要になるのです。

 

2.転職が裏切りなら、企業も転職者を受け入れられない

 

転職が裏切り行為であり、裏切りを悪とするのであれば、どんな会社も転職者を受け入れられなくなります。

これは社会にとっても大きな問題で、様々な経験を持つ異業種からの人材を引き入れられないことになります。

優秀な人材を他社から引き抜くこともできないため、人員が足りなくなれば業務自体に支障が出てくる可能性もあります。

お世話になった人への恩義や、育ててくれた企業への感謝を別として、転職を認めることは企業にとっても重要な事なのです。

自社の人材は手放したくなく、優秀な人材とであれば交換したいなど、経営上の駆け引きも存在するため、ただただ善悪で判断することは危険とも言えます。

優秀な人材を育てたいなら、待遇や環境を確保するのも企業の責務であり、常に改善の対象として考えるべき大切なものなのです。

 

3.自分の人生の責任をとるのは会社ではない

 

裏切りかどうか考える際にもう一つ考えたいのが、企業の責任と自分の責任は全く別ということです。

業務上での過失などは企業が責任を負うべきことですが、自分の人生の全てに企業が責任をとってくれるわけではないのです。

あくまで、条件などの合意の上で人材を雇っているだけであり、プライベートな事に関しては自分で責任をとる必要があります。

一方で、結婚や出産、子育てなどで事情は変わるものであり、就職時と転職を考えるタイミングでは同じものなどないのです。

働けばそれだけ実務経験が増え、転職の際にも様々な選択肢が増えてきます。

年齢的に仕事の選択肢が狭まることもありますが、それも含めて会社のせいにする事は出来ないのです。

自分の納得できる人生を送るために、転職が重要になることもあるのです。

 

転職は裏切りではない

 

転職は裏切りではない根拠をまとめると以下の点があげられます。

・人間に幸福を追求する権利がある
・転職が裏切りであれば転職者を受け入れることもできない
・自分の人生の責任をとれるのは自分

幸福を追求する権利は基本的な人権として憲法で保障されており、転職が裏切りであればどの企業も転職者を受け入れることもできなくなってしまいます。

社会の流動性を保つためにも重要なポイントであるだけでなく、会社が出来ることには限界があることも踏まえ、自分の人生には自分で責任をとる覚悟も重要になるのです。

人生を人任せにしないのが転職のポイントにもなっています。

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